「最近塾で何を質問した?」

という問いに、上手に答えることができないお子さんの
成績が上がらない3つの理由

理由その1
話をしっかり聞いていないため質問が出てこない。

経験上ほとんどの生徒がこれに当てはまると思います。もし「最近塾で何を質問した?」という問いに答えられなかった場合は、さらに「じゃあ今日は何を勉強してきた?」と聞いてみて下さい。しっかり話を聞いていれば普通に答えることが出来る簡単な質問です。

当然「答えられない=話を聞いていない」ということになります。どれだけ良い先生が、どれだけ良い授業をしたとしても、話を聞いていなければ成長することはありませんよね。話を聞く能力を身につけることが重要です。

理由その2
生徒の疑問が出る前に先生が全部教えてしまう。

これは個別指導にありがちです。大学生の優しい先生が、生徒のためを思って1から10まで全部丁寧に教えてくれます。丁寧に教えてもらった生徒はわかった気になるのですが、いざ自分で問題を解く時になってみるとなかなか解けません・・・。

「全部教えてもらっている」=「自分の頭で考えない」ということです。能力は自分の頭で考えて伸ばすものです。1から10まで教えてもらうということは、自分の頭で考える機会を失っているということです。これでは成長しません。

生徒はたくさん教えてもらって満足、大学生の先生も生徒のためを思って一生懸命教えて満足、誰も悪い人はいませんが、生徒の成績が上がらないという少し切ない?お話でした。

理由その3
質問できる環境ではない。

これは一斉授業の学習塾によくある話です。「うちの塾は質問しやすい環境を作っています!いつでも質問して下さい!」とはいうものの、人見知りの生徒はなかなか質問できません。たくさんの人がいる中で質問をするには勇気が要ります。

授業中に「あ、ここちょっとわからないな・・・」ということがあってもその場で質問はなかなかできません。授業が終わってから聞こうかなと思ってもなかなかタイミングも難しいです。

そうこうしているうちに次回の授業になってしまい、気になっていたことは結局聞けずじまいということも珍しくありません。疑問を持つということは成長のチャンスです。そのチャンスを活かさない手はありません。しっかり解決できる状況をにしてあげることが生徒のためになります。