対症療法と原因療法
いきなりですが・・・
対症療法とは、病気の症状を抑える療法です。
例えば風邪をひいて
咳が出るなら、咳止めの薬
熱が出るなら、解熱剤
喉が痛いなら、喉の痛みを抑える薬
といった感じで、辛い症状を抑えてくれるので、ありがたい治療法ですよね。
対症療法の反対は原因療法です。
そもそも風邪を治す薬があれば、それが原因治療になるのでしょう。
(風邪と水虫を治す薬が作れたらノーベル賞ものだ、と聞いたことがありますので、風邪の原因治療できる薬はないと思います)
薬に頼らずとも、
うがい手洗いを徹底して風邪自体をひかないようにするとか
栄養をきちんと摂って適度な運動をするとか
免疫力を高めるとか
そういうことも含めて原因療法というとしましょう。
できることなら風邪をひかないようにしたいと思いますよね?
でも、不摂生してしまって風邪の症状が出て困ってしまって対症療法に頼ってしまう・・・
原因療法をして、(という言い方は少しおかしいような気もしますが)風邪だけでなく他の病気にもそうそうかからないような健康な身体を手に入れたいと思いませんか?

実は勉強でもこれと全く同じことをやっている方が非常に多いです。
といって計算だけできるように、とかここの答えだけ丸暗記しておこう、とかそういう対症療法ばかりやっている人が全体の90%です。
テストの点数が低い人は、大変失礼な言い方ですが、能力が低いんです。
・授業中に話を聞く能力が低い・・・
・聞いた話を覚える記憶力も低い・・・
・今日習ったことを思い出そうともしない・・・
・来週自分はこれと同じ問題が解けるか?と自問しない・・・
そんな状態なのにテストの点数を上げたいといって一所懸命に塾に通う。
風邪の例でいうと、運動もせず栄養のあるものを食べ図、甘いものやカップ麺のようなものばかり食べて熱と咳が出ているのに、テスト前に解熱剤と咳止めを飲んでなんとか乗り切ろうとしているのと同じです。
で、テストが終わったら、「疲れたー」とか言いながらまた不健康な生活に戻る・・・
勉強での原因療法は「能力を上げる」ことです。
・話を聞く能力を上げる
・今日習ったことをお風呂の時間にでも思い出そうとする
・勉強の姿勢を今までよりも良くする
といったことをしていけば、即効性はありませんが成績は100%上がっていきます。
め塾ではこういう勉強をしています。
即効性のある薬も持っていますが、あえてそれを使わず自然治癒力を高めるような勉強をしています。
パッとみただけではわかりません。
3ヶ月、半年、1年と通っていただくと勉強の姿勢や成績が少しずつ変わっていきます。
そういうことを求めておられる方はぜひめ塾の「学習相談会」にお越しください。