茨高に行くために小学生のうちにしておきたい事①

「うちの子、勉強するスピードが遅いんです」

そう心配されるお母さんは多いと思います。

でも、小学生のうちは、勉強を速く進めることよりも、もっと大切なことがあります。

それは、

「できた」のレベルを高くすることです。

これは将来、茨木高校のような地域トップレベルの高校を目指すのであれば、ぜひ小学生のうちから身につけておいてほしい学習習慣の一つです。

「できた」の基準は子どもによって違う

私はこれまで多くの生徒を見てきましたが、勉強が得意な子と苦手な子では、「できた」と判断する基準がかなり違います。

仮に、その単元を完全に理解した状態を「10」としましょう。

勉強のできる子は、8や9くらいまで理解して、初めて「できた」と考えます。

ところが勉強が苦手な子ほど、5や6くらいの理解でも、

「分かった」
「できた」
「もう大丈夫」

となってしまう傾向があります。

そして次の単元へ進んでいきます。

すると一見、ものすごく勉強が速く進んでいるように見えます。

問題集もどんどん先へ進む。

新しい単元にも次々入る。

でも、本当に大切なのは「どこまで進んだか」ではありません。

「どれだけ残っているか」です。

速く進むことと、学習速度が速いことは違う

理解度5や6の状態で次へ進むと、当然、忘れるものも多くなります。

そして学習というものは、以前習ったことを土台にして、その上に新しい知識を積み重ねていきます。

小学生より中学生。
中学生より高校生。

基本的には学習内容はどんどん難しくなっていきます。

そのとき、土台となる知識の理解が浅かったらどうなるでしょう。

中学生になって新しい内容を勉強しているのに、小学生の内容に戻らなければならない。

中学2年生の内容を勉強しているのに、中学1年生の内容をもう一度復習しなければならない。

こういうことが次々と起こります。

その結果、最初は速く進んでいたはずなのに、学年が上がるほど勉強に時間がかかるようになります。

つまり、

「速く進むこと」と「学習速度が速いこと」は、同じではないのです。

しっかり理解した子は、忘れても戻るのが速い

逆に、一度きちんと理解した子は強いです。

もちろん人間ですから、一度勉強したことを忘れることはあります。

でも、丸暗記ではなく、一度しっかり考えて理解したことなら、

「ああ、これ前にやったやつや」

と、短時間で思い出すことができます。

一から勉強し直す必要がありません。

だから中学生、高校生になって内容が難しくなっても、次の学習へスムーズに進むことができます。

小学生のときには、理解度8〜9まで持っていくために少し時間がかかったとしても、数年という長いスパンで考えれば、こちらの子の方が圧倒的に学習速度は速くなっていくのです。

小学生のうちに「もう一回やる」を当たり前にする

では、お母さんが家庭でできることは何でしょうか。

難しいことをする必要はありません。

今日やった問題を、もう一度やらせてみる。

これだけでも十分です。

その日の夜でも構いません。
翌日でも構いません。

一度解いた問題を、何も見ずにもう一度解けるか試してみる。

そこで本当にできれば、その内容はかなり定着しています。

反対に、

「昨日できていたのに今日はできない」

のであれば、昨日の「できた」は、本当の意味での「できた」ではなかったということです。

新しいテストを作る必要もありません。

同じ問題でいいのです。

大切なのは、

「一度できたから終わり」ではなく、「もう一度やってもできる」を確認すること。

だからこそ、テキストも一度で終わらせるのではなく、繰り返し使える状態にしておくことをおすすめします。

小学生のうちに学習スタイルをつくる

子ども自身が、小学生の段階から何年も先のことを考えて、

「今ここをしっかり理解しておけば、中学生になったときに楽になる」

と判断するのは、なかなか難しいものです。

だからこそ、小学生の間はある程度、大人が学習の進め方を見てあげる必要があると思います。

「宿題終わった?」

だけではなく、

「昨日やったところ、もう一回やってみようか」

と声をかけてみる。

そして、

「できたと思ったら、もう一度やって確認する」

という習慣を小学生のうちにつくってあげる。

これが非常に大切です。

なぜなら、小学生のときに身についた勉強の仕方は、中学生になっても高校生になっても、その子の学習スタイルとして残っていくからです。

目の前の問題集を速く終わらせることが目的ではありません。

中学、高校まで含めた何年間という長い期間で考えたときに、結果として速く、深く学べる子を育てる。

そのために、小学生のうちにぜひ身につけておいてほしいこと。

それが、

「できた」のレベルを高くすること。

そして、

「一度できた」ではなく、「もう一度やってもできる」を当たり前にすることです。

茨木高校を目指す準備は、中学生になって難しい問題をたくさん解くところから始まるのではありません。

小学生のうちに、こうした一つ一つの「学び方」を身につけるところから、すでに始まっているのだと思います。

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