穴の空いたバケツ
例えが非常に悪いのですが・・・
私たちの頭は穴の空いた大きいバケツみたいなものだと考えてもらうと話がわかりやすいと思います。
どんなに優秀な人でも時間と共に知識は忘れていってしまいます。それはバケツに穴が空いていて知識の水が漏れていってしまっているとイメージしてください。優秀な人はバケツに小さな穴が空いているイメージです。
それぞれの人の頭のバケツは穴の大きさは様々ですが穴が空いています。先週教わったことが綺麗さっぱり頭の中から消え去っている人は大きな穴が空いているイメージです。
例えば毎週学校で10Lの水を頭のバケツに入れるとします。優秀な生徒は翌週に7Lくらい残してきます。優秀でない生徒は翌週に2Lくらいになっています。人間である限り水は絶対に漏れます。でも、なるべく漏らさないようにしようとみんな色々と頑張っているわけです。
問題は5Lくらいの水が残る生徒の保護者がそのことに気づいていない場合です。いろんなことを言ってきます。
「うちの子にはもっと水を入れてもらえませんか?」
→水をいつもよりも多く入れられた生徒は辛いですし、残る水の量もやはり5Lです。よくて5.1Lでしょうか。ものすごい勢いで水が漏れるだけでむしろバケツの穴が広がってしまうリスクがあります。
「先生の水の入れ方が悪いんじゃないかしら?」
「サントリーの天然水じゃなく、エビアンにしたらもっと残るんじゃないかしら?」
→こう考える人は塾を変えてしまいます。
基本的にこういった人たちは我が子のバケツの穴のことに気づいていませんから、我が子の頭のバケツに水がたまらないのは他人のせいだと思っています。お母さんが他人のせいだと考えていますから、生徒自身も自分は悪くないと考えています。この発想でいくら考えたり努力したりしても全て無駄です。
根本的な解決策は「バケツの穴をふさぐ」です。我が子の頭のバケツに水がたまらないのはバケツの穴が大きいからです。そのことにちゃんと気付いてあげて現実を受け入れるところから始めなくては、何かの調子でちょっと多く水が溜まったりする時があるかもしれませんが根本的には変わりません。
「バケツの穴をふさぐ」=「頭の能力を上げる」
ということです。能力を上げることなく勉強をいくら頑張っても穴の空いたバケツに水を入れるのと同じです。毎週10Lの勉強を教わっても5Lしか残せない子が高校生になったり大人になったりして、20Lの水を入れるようになっても10Lしか残りません。30L入れるようになっても15Lしか残りません。そういう大人の方は結構いっぱいいます。私はそういう人の中学時代が容易に想像できます。
今、小学生や中学生のうちに「バケツの穴をふさぐ」勉強をさせませんか?学校のテストの点数なんてちょっとの間悪くてもバケツの穴をふさいだ方がこの後ずっと子どものためになります。でも、ほとんどの塾はバケツの穴をふさぐ勉強をさせません。
なので、め塾で「バケツの穴をふさぐ」勉強をさせませんか?という提案です。