今度の期末テストで必ず100点を取らせます
め塾が独自に入手した次回の期末テストの問題があります。
その答えを完全に覚えていると100点が取れます。実は学校の先生とのパイプが太くて毎回テストの問題が事前に手には入ります。なので毎回定期テストで100点が取れます!
め塾がそんな塾だったら入塾したいと思いますか?
中学時代にそうやって毎回テストで100点を取っていたとします。内申点も最高でしょうし、学校の先生も茨木高校を薦めるでしょう。でも、その子は入試で点数取れるでしょうか?取れないと思います。仮に何かの奇跡が起こって茨木高校に入れたとしても学校の授業に100%ついていけません。高校行くのが嫌になるでしょう。そんな子に育てたいと思っている保護者はいるでしょうか?
いないと思いたいです。
では、め塾ではテスト予想問題を出します。この予想問題が結構よく当たるんです。テスト問題のうち半分くらいは当たるんではないでしょうか?なので、実力以上のテストの点数が毎回取れます。
め塾がそんな塾だったら入塾させたいと思いますか?
このケースでも高校入試の時に、学校の先生に茨木高校を薦められるのではないでしょうか?今回は前回よりかは高校合格する確率はアップしていると思います。ラッキーで茨木高校に入学できたとして、高校の授業についていけるのでしょうか?多分かなりきついと思います。でも我が子をそういうふうに進学させたいと思っている保護者はいるでしょうか?
前回の例の時より多いと思います。
実際、め塾ではテストの予想問題がよく当たっていたというかテスト対策で実力以上の点数を取らせることをしていた時期がありました。実力以上にゲタを履かせたような点数を取らせていると高校入試の時に悲劇が起こります。「普段のテストの点数だとこのくらいの高校はいけると思っていたのに、なんでこんな低い高校しか受験できないのでしょう?」というような現象が起こります。
保護者としては我が子の勉強の出来をテストの点数でしか判断できないので仕方ないことではあります。小学校の時のテストの点数はみんな90点100点でした。誰も勉強に困ってないかのように見えます。でも、中学に入ると途端に学力に差が出てきてしまいます。それはテストの点数が悪くなかったから我が子の勉強に問題がないかのように見えていただけです。なので学校のテストの点数だけを鵜呑みにして我が子の学力を判断することは危険だと認識してほしいと思います。
学校のテスト対策勉強には「今まで学習した復習をする」「考え方や記憶の定着をする」など、勉強する意味のある勉強があることは確かです。
でも、必要以上にテスト対策に必死になると、その方達は先ほどの例のライン上に乗っています。先ほどの例ほど極端ではありませんが、こういう方達は根本的な願望が短期的視点になりがちです。
保護者の方々が本当に望んでいるのは、我が子の頭が良くなって能力もアップした結果としてテストの点数が良くなることのはずです。
学校のテストの点数を短期的にあげようなどと都合の良いことを考えるとどうしても暗記型の勉強になってしまいます。暗記で良い点数を取っても、その子の能力がアップしたわけではありません。能力をアップさせて頭の良い子に育てるにはある程度の時間と訓練が必要です。テストの点数ばかり見て、その先を見ていないといないと子どもにつらい思いをさせてしまいます。ここは大人の保護者がしっかりと指導してあげるべきポイントだと思います。