勉強ができない子の特徴
成績が伸びない子には、いくつか共通した特徴があります。
その中でも特に多いのが、「考えずに答える癖」がついている子です。
問題が出た時に、深く考えずに、とりあえず答えを言ってしまうんですね。
本人は「考えたつもり」になっているのですが、実際には根拠なく答えているだけ、というケースが非常に多いです。
例えば選択問題で「あ・い・う・え」があったとします。
最初に「い」と答えて間違えたら、「じゃあ、う」。
それも違ったら、「じゃあ、あ」。
このように、まるで“当てもの”のように答えている子がいます。
極端な例に聞こえるかもしれませんが、「考えずに答える」という意味では、かなり多くの子が同じ状態です。
その子が本当に考えているかどうかを確認するには、
「なんで“い”だと思ったの?」
と聞いてみることが大切です。
もし、
「“あ”はこの部分が違うと思った」
「“う”もここがおかしいと思った」
というように、自分なりの理由を話せるのであれば、その子はちゃんと考えています。
たとえ答えが間違っていても、考えている子は伸びます。
なぜなら、間違えた時に、
「この考え方はここが違ったね」
「本当はこう考えるんだよ」
という学習ができるからです。
しかし、適当に答えている子には、それがありません。
適当に答えて、たまたま合うこともあります。
四択なら4分の1、○×問題なら2分の1で当たります。
すると本人は、
「できた」
と思ってしまうんですね。
ですが、それは実力ではありません。
例えば○×問題を10問、全部適当に答えたとします。
確率的には5問くらい正解するので、50点は取れてしまいます。
さらに、間違ったところを全部逆に直せば、全問正解になります。
でも、それは「お直し」をしたのではなく、ただ答えを書き換えただけです。
本当の実力は50点どころか、理解していないので0点に近い状態なんです。
そして怖いのは、この「適当に答える癖」が小学生の頃から長年続いているケースです。
6年、7年と同じやり方をしてきた癖は、塾に入って2〜3か月で簡単に直るものではありません。
だからこそ、まず最初に直さなければいけないのは、「適当に答える癖」です。
勉強で本当に大切なのは、「なぜその答えになるのか」を考えることです。
根拠を持って答える習慣がつくと、子どもは少しずつ賢くなっていきます。
逆に、考えずに答える勉強を1時間、2時間続けても、頭は良くなりません。
だからこそ、保護者の方や指導する側が、
「なんでそう思ったの?」
「どう考えたの?」
と、根拠を言わせる習慣を作ってあげることがとても大切なんです。
ぜひそういう問いかけをお母さんがしてあげてください。


