成績を伸ばす子の特徴①

成績が伸びる子と伸びない子。その最大の違いとは?
「うちの子は頑張っているのに、なかなか成績が伸びません。」
塾をしていると、このようなご相談を本当によくいただきます。
もちろん、中には「今までほとんど勉強してこなかった」「家では全く机に向かわなかった」というお子さんもいます。その場合は原因がはっきりしていますから、その原因を改善すれば成績は伸びていく可能性があります。
しかし、実際にはそういうケースばかりではありません。
多くのお子さんは、自分なりに頑張っています。
本人なりに勉強し、「これが良い方法だ」と思って続けてきた結果が、今の成績なのです。
だからこそ、その結果に満足できないのであれば、今までと同じ考え方や勉強の仕方を続けていても、大きく変わることは難しいのです。
もちろん、学校の定期テストでは範囲や問題との相性で点数が少し上がったり下がったりすることはあります。
しかし、本当の意味で学力を伸ばしたいのであれば、「今までと同じ」ではなく、「今までとは違う考え方や勉強法」を受け入れる必要があります。
では、そのために一番大切なことは何でしょうか。
私は「素直さ」だと思っています。
塾では、「こうやって考えてみよう」「まずはこの方法で練習してみよう」と伝えることがあります。
すると、成績が伸びる子は、まずやってみます。
「先生がそう言うなら、一度試してみよう。」
そんな気持ちで取り組みます。
もちろん、最初から完璧にできるわけではありません。
それでも、教わったことを素直に実践し、少しずつ自分の力に変えていくのです。
一方で、なかなか成績が伸びない子は、
「いや、自分は今までこのやり方でやってきたので。」
「自分はこっちのほうがやりやすいです。」
と、教わった方法を試す前から自分のやり方を優先してしまうことがあります。
もちろん、自分で考えることは大切です。
しかし、そのやり方で思うような結果が出ていないからこそ塾に来ているわけです。
それにもかかわらず、今までと全く同じやり方を続けてしまえば、結果も今までと大きく変わる可能性は高くありません。
これは勉強だけではありません。
スポーツでも、ピアノでも、仕事でも同じです。
上達する人は、まず教えてもらったことを素直にやってみます。
そして、実際にやってみた上で、自分に合うように工夫していきます。
逆に、「でも」「いや」と最初から受け入れない人は、成長のチャンスを自分で減らしてしまいます。
もちろん、先生との信頼関係も大切です。
どうしても先生の話を信じられないのであれば、その状態では良い指導を受けることも難しくなります。
勉強は、先生と生徒が一緒になって取り組むものです。
だからこそ、「まずはやってみよう」という姿勢が、成績を大きく左右するのです。
私は長年たくさんの生徒を見てきましたが、成績が大きく伸びる子には共通点があります。
それは、特別に才能があることではありません。
素直に人の話を聞き、言われたことをまず実践してみること。
この姿勢がある子は、時間はかかっても必ず成長していきます。
成績を伸ばす最大の違いは、勉強法そのものよりも、「教わる姿勢」にあるのかもしれません。

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