ほとんどのお母さん方が気づかないこと
お母さん方は「我が子には勉強ができるようになってもらいたい」と思って学習塾に通わせておられるのだと思います。しかし、我が子が勉強できているかどうかの判断基準は、「学校のテストの点数」しかないというのがほとんどのお母さんの現実だと思います。
なので、学習塾も定期テストには力を入れて点数を取らせようとします。点数を取らせないと塾をやめられてしまいますからね。しかも短期間で点数を上げる塾が良い塾、効率の良い勉強をさせる塾が良い塾、みたいな風潮があると思います。なのでどの塾でもこぞって点数アップのチラシやホームページを作っていると思います。(ちなみにウチも最初の入り口としては点数アップを使っていますが・・・(笑))
短期間で成績を上げようと思うと一番手っ取り早い方法が、「教科書ワークの繰り返し」です。うちの塾でも試験前にはやります。実力以上の点数をとってきます。どこの塾でも瞬間風速を最大化させてテストで点数を取らせてきます。今の時期ですと2学期の中間テストですね。2学期の中間テストの対策は夏期講習でたっぷり時間を使えますから瞬間風速の準備万端でそこそこ点数をとってくると思いますが、2学期の期末試験の瞬間風速の点数はそこまで取れないと思いますよ。
で、最初の話に戻りますが、お母さんはその瞬間風速の点数を見て我が子の勉強の出来を判断しなくてはいけないわけです。これはかなり難しいです。プロでも判断しにくいと思います。
お母さんが気づかないことその1は「学校のテストの点数を鵜呑みにしすぎない」です。
ではどうやって我が子の勉強の出来を判断するのでしょう?ある程度判断できるのは「市販の模擬テスト」です。大手学習塾が自分のところで作っている模擬テストは宣伝・集客用ですから意味ないです。「大阪進研」とか「五ツ木」とかの模擬試験です。
模擬テストの話は話し出すと長くなるので別の機会にゆずるとして、今は我が子の勉強の出来がどうなのか、ということです。中3になると模擬テストに触れる機会も多くなるでしょうが、中1や中2ではなかなか厳しいでしょう。
なので、「あまり学校のテストの点数を鵜呑みにしないようにする」方が良いでしょう。学校のテストの点数が悪かったらそれはその時点で問題ありですので何らかの手を打った方が良いと思います。
しかし、塾に通わせても瞬間風速の点数を取る勉強しかさせない塾が多いので、我が子の能力が上がることはあまりありません。極端な話、学校のテストの点数は90点以上取ってきていたのに、高校入試では思っていたところよりも下の高校を受験させられることになったり、高校入試で失敗したり・・・って嫌じゃないですか?
お母さんの気づかないことその2「テストの点数を上げる勉強でなく、能力を上げる勉強をさせなくてはいけない」です。
お母さんは我が子に勉強を通して頭の良い子を育てたいのではないのでしょうか?勉強はできるようになって、良い高校に行って、良い大学を卒業して、良い会社に入って、社会から求められる人材になって、豊かな人生を送ってほしいと思っているのではないでしょうか?
テストの点数だけ追いかけていると良い高校に入って、良い大学に入るくらいまではいけるかもしれません。でもその後の良い会社に入って、社会から求められる人材になって、豊かな人生を送って・・・が難しいと思います。
どちらかというと逆の方がまだ良くないですか?
良い高校に行かなくても、良い大学を卒業しなくても、社会から求められる人材になって、豊かな人生を送ってほしいと思いませんか?
そうなるためには「能力を鍛えるために勉強をする」方針に切り替える必要があります。
では、どうやったら能力が鍛えられるのか?それは次の機会にゆずることにします。
すぐに知りたい方はめ塾に体験を受けにきてください。